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“お売り下さい”の凄さ
 キャッチコピーの役割は、読み手に「どうして?」と思わせ、「本文も読んでみようかな」という気にさせることです。言いたいことを最初に「ずばっ」と言ってしまうと、そこで終わってしまいます。

 四谷学院“なんで、私が東大に!?”はその成功例です。これを読んで「ここに通えば自分も東大に入れるんだ」と思う人はいません。ただ、「参考になりそうだから、もう少し先まで読んでみようかな」という気にはなります。もしキャッチコピーが“他にはない、「ダブル教育」”だったら、先を読みたくなるでしょうか。

 ブックオフ“お売り下さい”を初めて見たとき、「へんな日本語」と思った人は多いはずです。しかしブックオフは、このへんな日本語で「ブックオフ=古本屋」というイメージを一新しました。それまでのリサイクル業界は“高く買います”がふつうでした。それが今では宝石・衣料・家具・車など、どこも“お売り下さい”を使っています。たしかに“お売り下さい”とお願いされると、“高く買います”が上から目線に見えてくるので不思議です。


《ダンク校正マニュアル》
同じ文字はまとめて見よう
 常識チェックやパタパタの際、同じ文字や順番に並んでいる文字は、それだけをまとめて見ていきましょう。例えば、注文番号が301-01 301-02 301-03・・・となっていたら、「301」だけを見ていきます。そうすると301 301 310 !? とカンタンに間違いを見つけることができます。
 001 002 003・・・も順番に見ていくことで、番号の飛びや重複のチェックになります。これはABCの場合も同じです。ロゴのチェックも曜日のチェックも割引計算もまとめて行いましょう。

 あらゆる作業にいえることですが、大切なのは「一度にチェックする項目を欲ばらない」ということです。「アレをしながらコレも」というのは精度が落ち、やり忘れの原因にもなります。私たちの記憶装置はそんなに優秀ではありません。一つ終わったらその次を、としたほうが確実です。

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