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日本一の国語辞典
 広告ではほとんどの場合、「日本一、NO.1、トップ、最適」といった最上級の表現はNGです。しかし堂々と、“日本で一番売れている”と宣言している国語辞典があります。
 それは三省堂の『新明解国語辞典』です。まじめなのか不まじめなのかよく分からない、“シャープな語釈と実感あふれる用例”をいくつかご紹介しましょう。

れんあい【恋愛】 特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。

にげる【逃げる】の用例 刑務所から逃げる。

 「全てを犠牲にしても」「二人だけでいたい」・・・青春映画のあらすじみたいです。【逃げる】にしても、「刑務所から」って発想はふつうじゃありません。「動物が檻(おり)から」でも「運動部員が合宿所から」でも良さそうなもんですが、こんな意外性が“日本一”の秘けつなのでしょう。


《ダンク校正マニュアル》
同じ言葉で話そう
 ダンクで使っている校正用語のなかには、一歩外に出たらちんぷんかんぷん、というものがいくつもあります。
 例えば刷り出し。ダンクでは「最終校正」のことですが、本来は「きちんと印刷されているかをチェックする」という意味です。付け合わせも辞書だと「肉料理などに添えるフライドポテトやにんじんグラッセのこと」となり(笑)、「突き合わせ」や「引き合わせ」に比べて、重厚感で負けてる気がします。

 パタパタは「あおり検版」「アオリ校正」「重ね検版」「めくり合わせ検版」「パタ校」、赤字検版は「赤字消し」「赤字ツブシ」「赤字直しの確認」、常識チェックは似たような作業で「校閲」「素読み」「素読(すどく)」があります。
 チラシ校正で毎日使う
基本版は「ベース版」「基版(きはん・もとはん)」「オモ版(母版?)」のほかに、版分けが複雑になると「親版」「大基本」「カラ基本」が登場してきます。

 原稿や先方チェック紙がいくつもあるときは、それぞれをどう呼んでいるのかお客さまにお訊きし、チーム全員で同じ言葉を使うようにしましょう。

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