株式会社ダンク
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私が責任者ですシール
 品質管理の基本は、「いつ、誰が、何をしたのか」を記録に残すことです。これは、後日問題が起きたとき、「誰が悪いのかをはっきりさせる」という後ろ向きの理由もありますが、それだけではありません。例えば、スーパーの野菜売場で見かける『私が作りましたシール』。畑を背景にニコニコ顔の生産者が写っているシールが貼ってあって、値段も少し割高だと、「ほかより安全で、おいしいのかな」と思えてきます。

 映画の最後に、出演者・製作スタッフ・スポンサーなどの名前が出てきますよね。あれを『エンドロール』といいます。エキストラの通行人役でも、もしエンドロールに名前がのるとなれば、なんとなく晴れがましいし、会心の演技をしようって気になるはずです。

 「私が責任をもって、この企画を考えました」「私が責任をもって、この実績表を作りました」「私が責任をもって、この稟議書を承認しました」・・・ もしトップの方が社内文書に目を通していて、「どうもうちの連中は検証が甘いなあ」と感じるようでしたら、印鑑の代わりに顔写真入りのシールを貼るようにしてはいかがでしょう。


《ダンク校正マニュアル》
納得してから印を押そう
 もしあなたが「保証人になってほしい」と知人に頼まれたらどうしますか? 保証人になんか絶対にならない、というのは分かっています。でも、どうしても断れない状況だったら、と考えてみてください。おそらく、契約書のすみからすみまで目を通し、分からなければ質問し、納得するまで署名・捺印しないはずです。

 校正もまったく同じで、「すみからすみまで、納得するまで」がキーワードになります。だから、「そこも見るんですか?」なんてことでは困ります。また忘れやすい人ほど、「あとでやろう」とか「まとめて訊こう」と先延ばしにするのはなぜなんでしょう?

 校正した文字を黄色のダーマトで消し込むというのは、ひと文字ずつにあなたの確認印を押しているのと同じです。だから、すべての作業が終ったら最後に1分間、消え残しがないか、やり残したことがないか、落ち着いて見直しましょう。

ダーマト 【dermatograph】の略。クレヨンみたいな色鉛筆のこと。芯を出すとき、紐を引いてまわりをむくが、接着が強すぎると上手にむけず、イライラすることがある(と書いても、見たことない人には分かりませんよね)。

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