株式会社ダンク
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QRコードの怪
 今回は、DTP制作や印刷の仕事をしている方にぜひ知っておいていただきたい、専門的なお話です。
 
「スミ1色」でつくったQRコードが、データのやりとりをしているうちに「4色分解」に化けてしまい、携帯電話の機種によっては読み取りできないことをご存知でしょうか。
 
カンプ読み取りテストではOKでも、「印刷したらNG」ということもあるそうなので厄介です。
 この事故は、校正者がカンプではなく色校で読み取りテストを行い、制作と印刷の方が最終チェックで「4色分解になっていないか」を確認すれば防げます。
 しかし色校のあとにQRコードが「追加・変更」になった場合、校正者は色校での読み取りテストができません。そこで校正者は、カンプで読み取りテストを実施後、制作と印刷の方に「4色分解になっていないか、確認願います」と、申し送りをしておくと良いですね。

*QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

カンプ 【comprehensive layout】の略。デザインチェックや校正に使う、広告や印刷などの制作見本のこと。
いろこう【色校】 実際に印刷する紙に試し刷りをして、仕上がりを確認すること。色校チェックによって、「まぐろのくすみトル(シズル感出す)」とか「スカートの色、現物に合わせる(もっと明るく)」などの赤字が入ります。


《ダンク校正マニュアル》
品質管理のミーティングをしよう
 校正スタッフのミーティングといえば、テーマの99%が「品質管理」のことです。では他の部署もそうかというと、そうではありません。売上目標や仕事の進捗状況の確認などが主で、「品質管理」が議題になるのはだいたい「何かが起きてから」です。

 ヒヤリ・ハットを減らすためのミーティングが、どれだけ重要なのかは言うまでもありません。しかし、部署も立場も違う人たちにそれを理解してもらうのは大変なことです。
 「品質管理は、手間も時間もとんでもなくかかる」と思われています。しかし実際は、すこし話し合っただけで「後(あと)工程」がぐんとラクになることも多いのです。

 例えば、修正モレのカンプが「制作」から「校正」に流れてきた場合。直さなければ「OK」にならないのですから、校正でじっくり見ても時間の無駄です。そこで、「修正モレは、ただちに制作に戻す」とミーティングで決めておけば、それまで毎回徹夜だったものが、電車のある時間に終わる可能性も出てきます。またはっきり言えることは、ミーティングで光を当てた個所は改善され、この場合なら「修正モレが激減する」ということです。

 ハインリッヒの法則、割れ窓理論、三現主義、源流管理、ヒューマンエラー、システムエラー、フィードバック、ダブルチェック・・・こんな品質管理の専門用語が、ミーティングで自然に使われるようになれば、そのチームは確実に強くなっていきます。
 品質管理のミーティングは、どこかの部署が言い出すのを待つのではなく、こちらから積極的に提案しましょう。

ハインリッヒ-の-ほうそく【ハインリッヒの法則】 1件の重大事故の裏には29件の軽傷事故(クレーム)と300件のヒヤリ・ハット(誰かが気づかなければ、事故になったであろうポカ)が存在すると言われています。ですから、重大事故を防ぐには、ヒヤリ・ハットの段階で“対策”を講じなければなりません。

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