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「ある愛の詩」なら映画感傷券!?
基準と規準、精算と清算、保証と保障など、意味が微妙なときは辞書を引きますが、釈然としないことってありませんか? そこで役に立つのが『朝日新聞の用語の手引』

たとえば、体制と態勢。「体制は恒久的」で「態勢は一時的」だそうです(なるへそ)。観賞と鑑賞は、「映画は、実情に応じて使い分ける」とあります。ということは、前売券は「映画賞券」でも、その映画をDVDで観ると「DVD賞」ですかね(ややこしい)。夏季と夏期は、「花火大会は夏季」で「講習会は夏期」。雨季と雨期は、「雨期で統一」となります。

また、製作と制作のように「混用されている」ものもあります。そこで広告校正では、明らかな誤用以外は問題にしません。また、紙面に混在して気になるときは、まずお取引先の印刷物(刷見本)を調べ、それでもどちらかはっきりしなければ、「○○で統一しては?(朝日新聞の用語の手引より)」と疑問を出すようにしています。


《ダンク校正マニュアル》
奥さま目線で判別しよう
表記統一の目的は、気持ちよく読めるようにすることです。

1 お客さまの『用字用語集』にある → 赤字にします
〈例〉 
ください ×下さい   いただきます ×頂きます
でも、もしすべて「下さい」だったら、改訂版があるはずなので、赤字ではなく疑問です。

2 パッケージの文字と原稿が不一致 → 疑問にします
〈例〉 パッケージは海サラダ、原稿は海
サラダ。「海としますか?(Pより)」

3 世の奥さま方が「ヘンなの」と思うもの → 疑問にします
〈例〉 タイトルはライン
ップなのに、本文はラインップ
「ライン
ップで揃えますか?(朝日新聞の用語の手引より)」

では、タイトルも本文も「ラインップ」だったらどうしましょう? その場合は見て見ぬふり、何もしません。表記がヘンかどうかは「奥さま目線」で決めてください。『朝日新聞の用語の手引』やあなた自身がどう思うかは、どうでもいいのです。

*【P(丸囲いのP)】 photographの略で写真(画像)のこと。M(明朝とかマゼンタ)、G(ゴシック)、K(罫線とかブラック)なども、覚えておきましょう。

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