株式会社ダンク
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ここのチェックシステムはすごい

仕事を通じて学ぶことは、どれも役立つものばかり。その中でも、今回ご紹介する某百貨店さんのチェックシステムは、間違いなくナンバーワンです。

予定表にはふつう、「(月)初校出し (木)初校戻し」くらいしかありませんよね。しかしこの百貨店さんでは、チェック時間がバイヤーさんごとに決まっているのです。

チェックは「バイヤーさんにおまかせ」ではありません。販促さん、バイヤーさん、校正(わたし)の3人で行います。予定の時間になるとバイヤーさんが販促部にやって来て、販促さんが原稿を読み、バイヤーさんとわたしは校正紙に誤りがないかを見ています。

原稿の明らかな間違いやNGワードの箇所に来ると、販促さんが「最適はNGなので、ぴったりに変えました」というふうにバイヤーさんに確認をとります。そして、ひと商品読み終えるたびに、「校正さん、何かありますか?」とわたしに声がかかります。

気になる点があればここで伝えます。「これから老眼鏡を買う人が対象だとすると、もう少し若いモデルさんにしたほうが良いのでは?」とか「人工芝の上で撮影しているので、キャンプ場というよりマンションのベランダに見えますが?」とか。これにバイヤーさんが回答し、次回の色校ではすべてそのとおりに直っています。

*【バイヤー(buyer)】 商品を仕入れる人。「寝具」「収納」「アウトドア」…それぞれにバイヤーさんがいます。


《ダンク校正マニュアル》
説明したら復唱してもらおう

広告校正では「200ページのカタログを3日で」とか「差替80台のチラシを2日で」ということがよくあります。もちろん何人かで手分けしなければできません。それを管理し、全ページに統一感を持たせるのが窓口さんの役割です。

でも、ここに落とし穴があります。窓口さんが作業手順を細かく説明すればするほど、チェックもれが増えるのです。なぜでしょう? それはわたしたちの記憶装置がそんなに優秀ではないからです。

上質なコミュニケーションを確立する方法はこうです。〈ステップ1〉チェック項目をA4判1枚にまとめ、スタッフに渡します。〈ステップ2〉お願いするのはその中の1項目だけ。1分で説明します。〈ステップ3〉説明が終わったら、「何をするんだっけ?」とスタッフに訊いて、正しく理解しているかを確認します。

「参照ノンブルのチェック」や「めったに出てこない用字用語のチェック」は、誰か1人に任せます。こうすれば、チェックの精度も高まり、終わる時間も読めてきます。「ちゃんと説明したのにモー」とぼやくウシさんは、わかってないのです。

*【上質なコミュニケーションの確立】 手渡された様々なメッセージを、正確にきちんと手渡しで返すこと。ダンク創立以来の哲学。

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