株式会社ダンク
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このチェックシステムはすごい

 仕事を通じて学ぶことは、どれもこれも実践的で役立つものばかり。その中でも今回ご紹介する、あるクライアントさんのチェックシステムは、間違いなくNO.1です。
 進行予定表には通常、「初校チェックは何月何日」「色校チェックは何月何日」しかありません。しかしこのクライアントさんの予定表には、商品ジャンルごとにチェックする時間まで組み込まれています。

 
チェックは「バイヤーさんにおまかせ」ではなく、その時間になるとバイヤーさんが販促部にやってきて、販促さん、バイヤーさん、校正者(私)の3人で行います。

 まず販促さんが原稿を読み、バイヤーさんと私は校正紙を見ています。通常2人の読み合わせを3人で行うのですから、これは相当がっちり校正していることになります。原稿の明らかな間違いやNGワードの個所になると販促さんが、「“最適”はNGワードなので、“ぴったり”に変えました」というふうに、バイヤーさんに確認をとります。そして、ひと商品読み終えるごとに販促さんから私に、「何かありますか?」と声がかかります。

 事前に常識チェックをすませておき、気になる点があればここで伝えます。「これから老眼鏡を買う方が対象だとすると、もうすこし若いモデルさんにしたほうが良いのでは?」とか「商品を人工芝の上に置いて撮影してますが、これだとキャンプ場というよりマンションのベランダに見えますが・・・」とか。これらの質問にバイヤーさんが回答し、次回チェックするときはすべてその通りに直っています。

バイヤー【buyer】 商品を仕入れる人。「寝具」「収納」「アウトドア」など、それぞれにバイヤーさんがいます。
バイヤーチェック【buyer check】 制作中の広告の「商品情報」や「シズル感」を、バイヤーさんがチェックすること。


《ダンク校正マニュアル》
説明したら、復唱してもらおう

 広告校正は、「200ページのカタログを3日間で」とか「差替100台のチラシを2日間で」というようなサイクルで仕事がきます。もちろん1人ではできませんので、何人かで手分けすることになります。
 
その結果、当然のごとく校正紙の質はデコボコになります。そこでそのデコボコをならし、全ページに「統一感」を持たせるのが、窓口さんの役割です。

 でもここに、窓口さんの陥りやすい落とし穴があります。デコボコを減らそうと、スタッフに作業手順を細かく説明すればするほど、うまくいきません。情報の与えすぎは「何をしてほしいのか」をぼやかすだけです。
 
「あんなに細かく説明したのに」とぼやく窓口さんは、仕事の受け渡しがヘタなのです。

 確実に作業をすすめてもらうには、チェック項目をA4・1枚にまとめ、スタッフに渡しましょう。そしてお願いするのは、その中の1項目だけ。ていねいに説明をしたら、最後に必ず「何をするのか」復唱してもらいましょう。
 チェックが全ページにわたるものや、めったに出てこない個所のものは、
手分けするより、誰か1人に任せるほうが安全です。

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