株式会社ダンク
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プロのプレッシャー

 プロのゴルファーが1メートルのパットを外す確率は30%だそうです。そんなことを言うと、「なんだ、オレのほうがうまいじゃないか」という方もいらっしゃるでしょう。でもそれは、失敗しても笑ってごまかせるからです。

 さて、校正の話です。印刷部数1千万枚のチラシ校正百万部のカタログ校正も、もし見落としがあったら笑ってすむ問題ではありません。
 
99点は0点と同じ。誤字の見落とし、検算・曜日・画像の確認もれ、疑問の出し忘れ、ピクトの消え残しなど、たった1つのポカで評価は“ゼロ”になります。

 ですからもしみなさんが超特急の校正をかかえていたら、間違ってもプロに頼んではいけません(笑)。自分でやるか、手の空いている人に頼みましょう。プロの要する時間は、みなさんの3〜5倍とお考えください。

きえのこし【消え残し】 レイアウト変更の際のオペレーションミス(取り忘れ・貼り間違い・コピペミスなど)で、その商品に関係のない情報(おもにピクト)が紙面に入ってしまうこと。大事故になる危険性が高い、校正紙にひそむ地雷。


《ダンク校正マニュアル》
修正個所は二度見よう

 検版ミスの事故は、99%が赤字を修正した個所で起こり、残り1%が化けです。だからパタパタはざっくりでも、修正個所は時間をかけて確実に見ていきましょう。

 そのやり方ですが、まずレ点チェック。赤字がごちゃごちゃのときは、レ点の代わりに赤字を黄ダーマトで消し込むという方法もあります(黄ダーマト以外はダメ)。こうすれば「見た赤字」と「見ていない赤字」がすっきり整理されるので、検版モレが防げます。

 次は校正紙の消し込み。修正を確認したらその個所を黄ダーマトで消し込みましょう。その理由としては、「差替版の校正時に、基本版で変わった個所が一目で分かる」とか「次回の校正時に、先祖返りになっていないかが一目で分かる」などがあげられます。

 最後はパタパタ。このときもう一度、赤字が正しく直っているかを確認しましょう。「ここはさっきがっちり見たから」とコレをはしょると事故になります。

せんぞがえり【先祖返り】 前回修正した個所が元に戻ってし まう化け。〈一例〉「再校データ」から「念校」を作るところを、「初校データ」から「念校」を作ってしまい、再校で修正した個所が念校に反映されていない!

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