株式会社ダンク
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「写真はイメージです」の境界線

 フーズ(食品)の広告でよく目にする「写真は調理例です」や「写真は盛付例です」のコメント。こんなコメントひとつでも、常識チェックをしておかないとおかしなことになります。
 
例えば、箱から出してお皿に盛っただけの梅干の写真に、「写真は調理例です」と入っていたら、「買ってから何かするのかな?」と思う人がいるかもしれません(たぶんいませんけど)。

 こんなポカを防ぐオールマイティーのコメントが、「写真はイメージです」なのです。このコメントは調理例・盛付例のどちらにも使え、たいへん便利です。
 しかし、長年「安全牌(ぱい)」だと思っていたこのコメントにも
「死角」がありました。

 ある市役所の掲示板で見かけた「市民マラソンのお知らせ」。そのポスターに使われているイメージ写真はボストンかベルリンかって感じで、ぜんぜん市民マラソンに見えません。製作した方も「これではまずい」と思ったのでしょう。ごていねいに「写真はイメージです」のコメントをつけていましたが、さすがにこれはムリですねえ。


《ダンク校正マニュアル》
赤字の常識チェックをしよう
 この仕事の理想的な流れは、カンプができたら内校をとり、誤りを修正してからお客さまにお届けする、というものです。しかし工程がぎりぎりの場合、カンプができたら即提出となるため、内校はお客さまチェックと同時進行になります(提出前にする校正を「内校」と言うので、正確には内校ではありませんが)。

 次の赤字検版では、「お客さま赤字」と「内校赤字」の2枚を確認することになり、赤字の紙が増えたぶん、注意が必要です。
 お客さま赤字が「ブルーの画像に」で、内校赤字が「レッドの画像に」。この場合、常識チェックでおかしくなければ、お客さま赤字がイキです。

 しかし原稿は1,980円なのに、カンプは入力ミスで1,080円! こんなケースは危険な匂いがプンプンします。
 もしお客さまが1,900円と赤字を書き間違えたら・・・。デザイナーさんはお客さま赤字優先なので、たとえ内校赤字が1,980円でも1,900円と直してしまいます。
 だから校正で、「赤字は1,900円でした。原稿は1,980円ですが?」と疑問を出さなければ事故になります。
 赤字検版は、「赤字どおりに直っているか」だけでなく、その赤字が正しいかまで確認してください。
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