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お札の向きはその日の気分

人によると、お札の向きを揃えるのは、靴を脱いだら揃えるのと同じ、たしなみなのだそうです。だとすると、銀行のATMは相当無礼なやつです。わたしの記憶では、お札の向きが揃って出てきたためしがありません。

銀行の商売道具は、貯金箱やティッシュボックスやメモ用紙ではなく、「お札」のはずです! なのになぜ、お札の向きがバラバラなのでしょう? 「お札の向き揃えるマシーン」はないのでしょうか。

ある日のKIOSK。ストライド メガミステリー(ガム)を買うのに1万円札を出したところ、お店のおばちゃんが「小さくなりますが」と言って、向きの揃った千円札9枚と870円をお釣りでくれました。う〜ん、いい気分。銀行も1台くらいは「たしなみを心得えたATM」にしといてくれればいいのになあ…機械の後ろに向きを揃える人がいて。

*【KIOSK】 カタカナ表記だと、JR東日本だけ「キスク」、ほかは「キスク」。


《ダンク校正マニュアル》
レ点のありなしに注目しよう

赤字検版で目にする、デザイナーさんのレ点チェック。「修正済み」という意味で、赤字の後ろに色鉛筆でちょこんとチェックがされています。まれに、レ点ではなく赤字に×をしてくるデザイナーさんもいますが(事故になっても知ーらない)。

修正もれに出くわしたとき、このレ点のありなしに注目するといいことがあります。レ点がなければ単純な修正もれ。ではレ点があったら…化けの可能性大です! おそらく別の場所を直しています。

たとえば、820円を840円にする赤字があったとします。デザイナーさんのレ点はあるのに直っていない!? こんなときは、周りに840円がないか探してみましょう。ほらね、すぐ横に化けた840円があったでしょ。「神は細部に宿る」。

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