常識チェック

常識チェックの実施

これは当社「DANK編集サービス」の特徴をなすものですが、一般の社会常識を基準として、情報ソースの内容をチェックする方法です。一般に校正の業務は、原稿とプルーフを照合して同じかどうかをチェックする作業が中心ですが、これは原稿(ソース)には間違いがないものという前提でおこなわれます。ところが一般には、原稿(ソース)の間違いも数多く存在しています。(※)

この原稿(ソース)の誤りを、過重な負荷を要せずに、どうやって合理的な方法で回避するか?これにもっとも有効な方法が「常識チェック」です。簡単にいえば、一般の社会常識をキーとして、情報内容の矛盾や不備(オカシイ・意味が通らない)などをチェックし、これを調べて正しい情報にする作業が「常識チェック」の肝になります。

わかりやすい例でいえば、こういうことです。たとえば○○○キャンペーンの告知原稿で、衝撃の10日間とタイトルがあり、実施期間が4/26(土)〜5/6(火)とあったとします。原稿とプルーフを照合するだけの校正でこの矛盾にすぐに気が付くのは、超熟達者かまぐれかのどちらかです(実施期間は11日間だが、タイトルは10日間)。当社ではこのような関連性のある数字が出てきたときは、必ず数字の整合性を別途チェックします。もちろん実施期間が間違っているかタイトルが間違っているかは判断できませんから、出稿者に確認を取り間違っているほうを修正する手続きを取ります。口頭での確認は危険ですので、原則としては書面にて出稿者に疑問を提出し、同書面に回答をいただいてこの書面を整理・保存しておきます。

余談ですが、原稿でこのような間違いが起こっているときというのは、単純なうっかりミスということも多いですが、キャンペーンの実施期間の決定が揺れていて出稿者の側でも情報が錯綜(さくそう)しているということがしばしばあります。そうすると、疑問書面にて確認をしたところ、結局どちらも間違いで、「衝撃の12日間、実施期間が4/25(金)〜5/6(火)」が正解であったということもままあります。

また、とくにエンドユーザーに向けて発信される情報であれば、情報の正誤だけではなく、一般ユーザーの方に誤解なくわかりやすく伝わるかどうかという視点も重要です。情報を発信する側は、ふだんから業界用語や専門用語などに慣れ親しんでいるため、つい一般ユーザーにはわかりにくい言葉や表現を使用してしまうという傾向もあります。また商品のセールスコピーなどは、つい売る側の視点からあれもこれもと特徴を書き連ねてしまい、一般ユーザーの視点からは「いったい何が特長かがよくわからない」というようなこともよく起こります。当社「常識チェック」は、必要かつ十分な情報が正しくわかりやすく伝わるように、あらゆる項目について一般ユーザーの視点から精査するというシステムです。

詳細については、「ひとつ上いくセミナー」をご参照ください。実例などを挙げながら、セミナー風に解説をしています。

(※)原稿の間違いを見つけるには、出版系の仕事ではいわゆる校閲業務というものがあります。作家やライターの書いた原稿の情報内容が、ほんとうに事実関係として正しいかどうかをチェックするのが校閲です。わかりやすいところでいえば、有名人の氏名や生年月日や出身地など、調べればわかることはすべて調べるという方法です。しかしこの方法は、そもそも「文章がいっていること」の正誤を問題にするものではありませんし、また単純な事実関係といっても調べきれないものもありますから、おのずとある種の限界をもっています。また商品仕様情報のようにメーカー企業の内部で管理されているような情報については、図書館で調べて裏を取るようなこともできません。さらに校閲の方法は、たいへん手間もかかり費用も膨らみます。出版物の一部にはこれを適用する価値があるとしても、一般の情報媒体にこれを適用するのは、費用対効果の面でも実際の必要性の面でもほとんど意味はなく、現実に利用されている実例もほとんどありません。

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