進行管理(ディレクション)

大型の媒体や多数の媒体がさみだれで進行する制作現場では、進行の調整やコントロールをする仕事がたいへん重要な役割を果たします。たとえば数百ページのカタログを制作する場合など、掲載内容や制作環境にも左右されますが、進行管理をおろそかにすると制作途中で大きな混乱を招いてしまうことが多々あります。編集や校正の仕事はもとより、DTPオペレーションやクライアント様のプルーフチェックまで、制作進行の混乱は多大な非効率を引き起こすと同時に、制作物のクオリティ保持にとっても大きなマイナス効果をもたらします。質の高い制作物を効率的につくるためには、この進行管理業務の質を高めることが大切な条件になります。

制作工程全体の設計と実進行の調整・管理

工程表の作成と管理

制作がはじまる前に、全体のボリューム、制作のキャパシティを見極め、納期に間に合うように全体の工程表を作成することは当たり前ですが、この事前の工程表はいわば絵に描いた餅にすぎないということがよくあります。一般的にものごとは予定通りには進まないという意味もありますが、ことボリュームの大きな媒体制作においては、混乱が混乱を招いて収拾がつかなくなるような事態も例外ではありません。工程の事前の見積もりはもとより、実際の進行にしたがってこれを逐次見直しながら、必要な修正を加えつつ、関係各所の調整をはかり、適切な方向へ導いていく、これら一連の業務はマニュアル化しにくいと同時に、たいへん煩雑で面倒な仕事でもあります。それだけに現実に沿った工程管理ができれば、とても威力を発揮することになります。見極め力と調整力、これがこの業務の肝となります。

混乱への対応と収拾

混乱の要因は制作現場の内部にのみあるわけではありません。万全の体制をとっていても、外部からの要因によって制作進行が混乱することは珍しくありません。そしていったん混乱がはじまってしまうと、何がどこまでどう進行しているかの把握が困難になってしまい、成り行き任せに制作が進行するようなことが起こり、そのことがさらに混乱に拍車をかけるという悪循環が生まれる可能性があります。

混乱を察知した場合の具体的対策はケースバイケースですが、基本的な心構えは、あわてず焦らず混乱に呑まれず、冷静に情報収集と状況把握に努めることです。目先の対応に追われてばかりいると、混乱の度合いがどんどん大きくなるケースもありますので、場合によってはいったん全作業をストップして組み立てなおすくらいの判断が必要なこともあります。

各作業チーム・セクションの連携・調整

作業セクションの調整、クオリティの管理

大型媒体の制作などにおいては、デザインやDTP作業から編集や校正まで、複数のチーム・セクションが連携して数多くのスタッフがかかわって仕事の全体が進行します。とくに混乱等がない場合でも、複数セクションの多人数を有機的に統率して業務の質を高めるためには、各セクションの作業内容を俯瞰的に把握し適切な調整をするという機能が重要な役割となります。

とくに各セクションの作業精度を高め、制作物全体のクオリティを保証するためには、各セクションの作業者個々のスキルはもとより、この横の調整機能がキチンと働いているかどうかが大切な要件になります。調整・進行役であるディレクターは、各セクションの作業を把握していることはもちろん、制作全体をどの方向へ誘導すべきかの明確な指針をもち、作業状態や作業水準のチェックを常におこない、不備や不足がある場合あるいはそれが予測される場合には、指針に沿った適切な指導・調整ができなければなりません。進行管理やディレクションという仕事の本領は、表面的に制作進行が滞らなければよいということではなく、制作業務全体のクオリティを管理するというところにあります。

制作業務全体のクオリティを担保するためには、[チェック(校正)][情報整理][常識チェック][制作進行管理]のサービスメニューを組み合わせて一元管理することがおすすめです。制作の内容や環境によっては、さらに付加するオプションが必要な場合もありますし、また上記のうちのいくつかを組み合わせて対応すべきものもあります。これらのサービスメニューはあくまでも一般的な制作工程での標準モデルです。場合によっては少人数で分担してすべてをこなすことも可能です。具体的な制作内容・条件・環境などによってフレキシブルなチーム編成ができます。現実的にもっとも有効なプラン設計をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

また、上記の業務説明は、印刷媒体制作を想定したモデルとして記載しておりますが、情報の編集業務については、さまざまなケースに対応することが可能です。WEB関連はもとより、企業内での情報整理、データベースの情報精査、官公庁での広報情報など、印刷媒体以外の領域においても「DANK編集サービス」が有効にご利用いただけます。たとえばFC加盟店の情報収集&整理、ユーザー情報の管理・精査、自社製品の仕様情報や取扱商品情報のデータベース、そのほか大量で煩雑な情報整理でお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。

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